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警部・大澤絵里子（天海祐希）は将来キャリアとして有望視されながらも、突然アメリカへ留学。5年間FBIなどでプロファイリングを学んでいたが急遽日本へ舞い戻ってきた。今回帰国した理由は、警視庁捜査一課に「特別犯罪対策室」が新設され、絵里子がその室長に任命されたためである。今回新設した部署は、プロファイリングや諜報分析、科学捜査などを駆使して凶悪な犯罪や難事件に対応するチームとの触れ込み。絵里子は、かなりのエリートたちが集まると聞いていたが、実際は、風変りな曲者ぞろいの厄介者の刑事たちばかり…そんなある日、河川敷で身元が分からない焼死体が見つかった。現状では他殺か自殺か、どちらもまだ可能性を捨てきれない。しかし鑑識の結果から、男性の死因が直接ヤケドではなく心臓麻痺という事実を知る。部下たち共に、絵里子は的確なプロファイリングをもとに果敢に捜査に乗り出していくと、捜査線上にある人物が浮かびあがってきたのだ。

特別犯罪対策室の室長になった大澤絵里子が個性的なメンバーをまとめて捜査を解決していく姿が楽しめました。
絵里子の部下たちは、他の部署から厄介払いされた人しかおらず大澤さんが呆然とする姿もとても良かったです。
女だからと、絵里子を認めようともしない上司や他部署の刑事や特別犯罪対策室に配属されたからと見下してくる元同僚の前でどんどん事件を解決していく姿が格好良かったです。
個性的なメンバーであることがこのドラマを面白い作品にしていると感じました。
天海さん演じるボスは、同女性から見ても魅力的でこんな上司だったら頑張れるなと感じさせてくれる上司だったと思います。
出演者みんなの魅力がミックスされて素敵な作品になっていると思います。

注目のキャストケンドーコバヤシさんで、連続ドラマ初出演だったそうですが、そうは見えない感じの演技でまるで長年俳優をしたような演技のベテランのような感じさえしました。
ケンドーコバヤシさんが出てくるだけでなんだか楽しくなるような魅力が彼にはある気がしました。
もちろん主演の天海さんも魅力的で、ちょっとクセがある上司ではあるけど的確に指示をして事件を解決する所がとても格好良かったです。
天海さんは、女性らしさと凛とした感じが漂っており彼女を嫌いな人なんていないのではないかと思うほどのオーラがあります。
天海さんは何の役を演じてもその役になりきっており彼女の演技力の幅の広だを感じることが出来たドラマだったと思います。

天海祐希の身内までも騙す演技や最後にダメかと思っても犯人を逮捕するところがとても好きでした。また、刑事ドラマですが、コメディー要素もあり、笑ってみれるドラマでとても大好きです。
とくにドラマの1.2の両方ともですが、最後がとても好きで何度も見てました。竹野内豊が、犯人じゃなくて、実は守っていたとか、西田敏行が犯人であったとか、まんまとやられた！という感じです。
あとは、だんだんとみんなの結束力が強まり、いいチームになっていく様子も好きです。
また、天海祐希の事件をプロファイルしていく感じが外国の刑事ドラマをみてるみたいでとても好きでした。しかも、それが大体当たっているのでスッキリした感じで見てました。

戸田恵梨香の最初はやる気なさそうでチームに馴染めていませんでしたが、だんだん天海祐希を慕い、チームに馴染み、操作をしているところがとても良かったです。あとは、会を重ねるごとに可愛くなっていったので、それも個人的には好きでした。
竹内豊のちゃらんぽらんに見えて、実は天海祐希を1番理解していて、最後は責任を取るからとチームの意思を優先させていたところもギャップがあり、とても良かったです。また、2人だけの通じるジェスチャーみたいなものがあるもの、同期の中の良さが出ていて良かったです。
あとは、温水洋一とケンドーコバヤシのドラマにある2人の掛け合いがとても好きでした。ポンコツに見えても実は大事な証拠を見つけてくるのも面白かったです。

刑事ドラマの中では、女性が活躍する数少ない貴重な構成となっています。通常犯人役は終盤になって判明するものが多いですが、このドラマは犯人と主人公との駆け引きが大きな要素を持っており、あらかじめ犯人が誰なのかは判明しています。しかし。犯人が用意周到に画策したことを、主人公がまんまとはまってしまうと思わせておいて、実はその裏をかいた演技であったなど、何重にもしかけが施されており、手に汗にぎるものとなっています。最後にドラマを見終わったときには、スカッとすること間違いなし、第一話から最終話まで、人間関係は進行しつつも、一話完結が多いストーリーになっているので、何話から見ても面白いドラマになっています。

犯人も個性的な面々が登場しましたが、刑事役で主人公の天海祐希さんの演技力、はまり役度はマックスに良いものです。刑事とは程遠いほどの存在感を出していたのはケンドーコバヤシさんでした。演技力はまあまあでしたが、持ち前のボケとツッコミでカバーしていて、個性的であること間違いなし。温水さんは見た目のままで役になりきれるとっても素敵な存在です。一見弱々しく、窓際のサラリーマンって感じがしますが、本当は、人情熱く、コミカルでまっすぐなキャラクターで脇を固めている存在です。上司である竹野内豊さんは、まさに理想の上司。扱いにく部下をうまく誘導しつつ、利用しながら事件解決に向けて論理的に迫っていく役柄で、このドラマのキーマンといってもいいかとおもいます。