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人生に希望は無し、ただ毎日を刹那的に過ごしていた主人公の結城大地(三浦春馬)の元にかつて彼が人生で唯一心の底から愛した女性・青柳すみれ(比嘉愛未)が現れました。

なのに、なぜ共に暮らしていないのかというと、ある出来事により彼女の側から一方的に別れを告げられていたのです。

そんな彼女、別れた後に彼の子を産んでおり、すでに8歳になっているというのでした。

娘の名ははな(稲垣来泉)、白血病を患っています。

彼に衝撃の事実を伝えに来たのはドナーとなってほしかったから、幸いなことに適合し娘のことを助けることが出来ました。

その時、彼の中で父としての自覚が芽生え自身が生きる意味を見出したのです。

そのころ、月島楓(蓮根京子)が8年前の事件の黒幕に復讐しようと捜査を進めていました。

その事件で父親が殺されており、検事になった今もその心は変わりません。

そんな中、彼女のスパイとして黒幕に迫っていたはずの協力者が変わり果てた姿で見つかったのです。

逮捕されたのは遺体発見現場にいた結城、このままだと娘に骨髄移植手術が行えないと考えた彼は逃亡するのです。

それを追う楓ら検察・そして有馬海忠(三浦貴大)ら警察も追ってきます。

結城と古い付き合いのある実業家の柴崎(高嶋政伸)もなぜか、その動向を虎視眈々とうかがっていたのです。

子供がお腹に宿った時・あるいは生まれた瞬間に母性本能は湧きおこると言いますが、父親としての自覚はいつからなのでしょうか。

これまでは、人生に希望も持たなかった結城にとって、8歳になる娘がいるということが分かり、しかも白血病を患っていてと次々と真実が入ってきました。

その時はきっと戸惑いはしかなかったはずです。

でも、出会った瞬間に血のつながりを確実に感じたのでしょうね。

きっともう大丈夫、彼は生まれ変わりました。

そう信じたいです。

だからこそ、逮捕された時も堂々としていてほしかった、悪の組織に捕まったわけでは無く骨髄移植手術に協力したいからと申し出れば警察側も協力してくれていたことでしょう。

逃亡される方が困るというもの、そんな動きを窺っている柴崎があやしいです。

(40代女性)

いったい何があったのか、ただ刹那的に生きる主人公の結城大地を演じる三浦春馬さんに注目です。

そんな彼の日々は、すみれから別れを告げられた時から始まっているのでしょうか。

彼女が一方的に別れを告げたある出来事、はなの存在は大いに関係ありそうです。

それにしても、突然に子供がいて病気にかかっていてなんていろいろと告げられても頭に入ってこない、混乱の極みとなりそうです。

そこから実際にはなに会って父親としての愛おしさを感じ父性が生まれる瞬間、セリフではなく表情ですべてを表現しなければならないのですから難しい役どころです。

なぜか逮捕されることとなった彼、そして今や逃亡者です。これからどうなっていくのか興味深いものです。

(40代女性)

自暴自棄に、そして目的もないまま生きてきた結城が自分に娘がいると知ったことで、自分は父親で娘のドナーになるということが使命に変わり、結城の生きがいにもなっていきます。

真実が突然判明し、人生大きく変わっていく、かなり面白い展開です。

しかし、そんな大事な時に殺人の濡れ衣を着せられてしまい、娘の手術までの2週間逃げ切れるかということが大きなテーマになっている作品です。

単なる殺人事件ではなく、その裏に大きな陰謀がある中、結城を捕まえようと動くのが警察だけでなく、闇の組織からも命を狙われるというスリリングな展開で、内容にどんどん引き込まれていき、あっという間に1時間が過ぎる見ごたえのある作品でした。

結城が捕まらないよう毎回祈りつつ、黒幕が誰なのか推理しながら楽しめるドラマだと思います。

(50代女性)

三浦春馬さんが主人公の結城を演じていたいた姿が印象的でした。

これまであまり演じたことのない父親という役柄を愛情豊かに演じられていたと思います。

実は自分には娘がいると知り、そしてその娘が病気でドナーが必要だということが結城に父性を目覚めさせ、生きがいを与えてくれます。

そんな結城の心情を切なく表現していて心から娘を思う気持ちが伝わってきました。

結城が警察から逃げ切ることも、自分の保身ではなく娘への思いからであり、何としても2週間後にドナーになるという強い思いを感じさせてくれました。

又、そんな結城を追い詰めていく黒幕・柴崎要を演じた高嶋政伸さんも、柴崎の悪の部分を上手く演じられ、役柄にハマっていたと思います。

(50代女性)

韓国ドラマが原作で、韓流ならではの次から次へ起こるハラハラドキドキの展開がとても面白かったです。

闇の組織から逃げ出そうと格闘している結城の姿にも涙しつつ、娘を助けるために昔の仲間に近づく姿などは、切ないシーンでした。

柴崎の極悪非道さと、楓の正義感の直接対決も面白くて、なんとその黒幕が、楓の慕っていた早穂子だった事には衝撃でした。

愛娘のはなの愛らしくて頑張っている姿の裏では、大人たちの様々な事情が動いていて、健気なはなを見ていると涙がこぼれました。

また、すみれの恋人有馬を慕う思いもありつつも、結城を見て自分の父親ではないかと感じる親子の愛、その２人の間で揺れ動くすみれの思い、またはなの優しい気遣いも感動でした。

(30代女性)

過去に服役をした影のある役を演じる三浦春馬さんの演技は本当に素晴らしかったです。

元恋人のすみれや実の娘はなへの愛情と優しさも持ち合わせ、根っからの悪者ではないという結城の内面を表情などでとても上手に表現していたと思います。

台詞の一つ一つには明るい部分と闇の部分が絶妙に演技で表されていて、父性を初めて知った男の戸惑う姿などが上手に出ていたと思います。

また、娘役の稲垣来泉も、病気と懸命に闘いながらも、看病する母親すみれや恋人有馬のことをも気遣い、また初めて会う父親のことも心配するという、そんな難しい8歳の役柄を、表情豊かな素敵な笑顔と感動あふれる涙で、上手に演技していました。

これからも注目の子役で、素敵な女優さんになると思います。

(30代女性)